【こんなパーソナルジムは要注意】
ダイエットをしたい、運動を教えてほしい、そんな悩みからパーソナルジムを探している方は多いかと思います。
でもパーソナルジムが多すぎてどこに行けばいいかわからない…
今回は少しでもジム選びで失敗しないように、要注意なパーソナルジムについて解説していきます。
【業界最安値○○円~と記載しているパーソナルジム】
業界最安値月々6000円~パーソナルトレーニングを受けることができます!
※3ヶ月コース30万円を当社指定のローン会社を使用し2年間払いを行った場合
と記載しているパーソナルジムがあります。
安いと思われたでしょうか?
小さく書かれている文字を読みましたでしょうか?
※3ヶ月コース30万円を当社指定のローン会社を使用し2年間払いを行った場合
と書かれています。
要はローンを組むと月々分割払いで6000円ぐらいになるということです。
3ヶ月で終了するサービスを2年間払い続けないといけないのです。
結局30万円支払わなければならないのです。
その他にも
※食事指導・ストレッチを除いたトレーニング単体の料金を3ヶ月分の回数券で換算した場合
など言葉を巧みに変え消費者に誤解を与えようとします。
私はこの手法は明らかに悪意があると思っています。
なぜなら肝心な文章は小さく記載しているからです。
月々6000円~よりも、※当社指定のローンの文字を大きく記載した方が誤解しないのは明らかです。
ではなぜそうしないのか?
騙してでも何とかパーソナルジムに来させたいからです。
皆さん想像してみてください。
ワンルーム程度の個室に2人きりでトレーニング指導を受けます。(体験に来たとしましょう。)
「疲れた。でも運動って楽しいな。これからも続けようかな6000円だし・・・」
「えっ?ローンじゃん! うわー、どうしよう・・・」
「どうですか?今なら入会金無料ですよ。運動したいと思った時に始めないとなかなか前には進めませんよ!」
密室に2人きり。ドアも閉まっている。じゃあいいですと帰りづらい・・・
「はい、では月々6000円の3ヶ月コースでお願いします。」
3ケ月後・・・
-5㎏痩せた!! 通って良かった!
6ケ月後・・・
体重戻ったし・・・というか前より増えた。
1年後・・・
そういえば7ヶ月前に行ったパーソナルジムのローンまだ払い終えないのか・・・
パーソナルジム行った意味あったんかな・・・
こうなるわけです。
パーソナルトレーニングを終了した後に自身でフィットネスジムに通い、運動を続けると体型を維持できたかもしれません。
果たしてそれを実行できる人は何人いるでしょうか?
近年ダイエット系のパーソナルジムは急激に増加しました。
現在飽和状態にあり、加えて無資格(資格を持っていても直ぐに取得できる民間資格)のトレーナーが指導していることで怪我が多発しております。
その中で生まれてくるのが価格競争です。
本来対1で指導するサービスは高価なものが多いものです。
そもそも対1での指導は贅沢なサービスであります。
贅沢であるがゆえに、トレーナーは1人ひとりと本気で向き合い最高のサービスを提供し続けなければなりません。
そのためにはやはり知識・技術の向上が必須です。(コミュニケーション能力も含む)
しかしこのような手法を行っているパーソナルジムは経験で指導していることが多く、知識や技術のアップデートを行っていないように思われます。
最高のサービスを提供する対価としてお金を頂く。この考えを捨てて、業界最安値と消費者に誤解を与えるパーソナルジムは要注意です。
【医師監修と記載されているパーソナルジム】
医師監修とPRしているパーソナルジムも要注意です。
医師監修と記載されていると、医師に認められた安全なパーソナルジムであるかのように錯覚します。
大前提として医師は医療の専門家であり、運動指導の専門家ではありません。
運動について詳しくないため腰痛患者に腹筋をしなさい、背筋をしなさいと当たり前のように指導します。
運動指導の専門家(運動学の専門家)は理学療法士です。
監修している医師は何科医でしょうか?
整形外科医や内科医など、比較的運動をすることでプラスの効果が得られる科の医師による監修なら理解ができます。
ほとんど運動と関連性が少ない科の医師が監修している場合は、ただ単に知人に医師にHPに載ってもらっているだけかもしれません。
もっといえば、そもそも医師が監修するメリットがあるかどうかです。
開業医があるパーソナルジムを監修することで、怪我をした際に紹介するような条件があるならメリットがあるかもしれません。
それならそもそもその開業医が複業でジムを開業すればよいことです。
冷静に考えてみたらわかることだと思います。
ウェブサイトは何でもありです。注意してください。
【パワーラックやダンベルしか置いていないパーソナルジム】
これをいうとパーソナルトレーニングジムのほとんどじゃん!
と思うかもしれません。
そうそのまさかです。
パワーラックやダンベル、最近ではケーブルトレーニングなども行えるオールインワンラックしか置いていないジムもそうです。(スミスマシンばかり使うジムもそうです。)
何故なのか?
答えは簡単です。
ウエイトトレーニングしか運動と思っていないからです。
筋肥大して筋肉を大きくすること、筋肉量を増やすことが運動や健康だと思っているからです。
以前も解説しましたが、本来トレーニングとは運動機能を向上させるために行うものです。
海外ではパフォーマンスピラミッドに沿ったトレーニングプログラムがスタンダードとなっています。
関節の可動性を拡大するエクササイズ、ジャンプをするエクササイズ、ボールを投げるエクササイズ
負荷を加えて動作を行うエクササイズ、持久力を向上させるエクササイズ
などエクササイズはたくさんあります。
その一部分であるストレングスエクササイズを行っているのが、一般的なパーソナルジムなのです。
ボディメイキングに特化したパーソナルジムと言っているジムはまだマシかもしれません。
健康増進やスポーツパフォーマンス向上まで対応できると言っているのは、運動についての知識が不足している証拠です。
このようなパーソナルジムに行くと、とりあえずスクワットやベンチプレスを代謝が上がりやすいから効率が良いなどと説明され指導されるでしょう。
そしてどんどん負荷をあげられて怪我するのです。
怪我をしたくない、将来的に後悔したくないと思う方は、気になっているパーソナルジムのウェブサイトをしっかりと見ましょう。
語りつくせないほど要注意なジムはまだまだありますが、今回はこの3点に注意してみてください。
誤解がないようにいいますが、ほとんどのパーソナルトレーナーがお客様の身体を本気で変えたいと思っております。
しかしほとんどのパーソナルトレーナーが経験で指導してしまうため、自分にとってプラスになったことばかり指導してしまいます。
幼少期に太っていた、細かったそのためバカにされた。筋トレをして見返すことができた。
このような感じでコンプレックス解消を目的にトレーニングをしているパーソナルトレーナーが多い印象です。
パーソナルトレーナーとはお客様の目的に応じてプログラムを立案しなければなりません。
引き出しが少ないと偏ってしまうのです。
しかしこれはトレーナーの甘えです。
「無知は罪」なのです。
私も常に「無知は罪」であると心に刻みながらトレーニング指導を行っております。
皆様、パーソナルジムは決して気軽に通える施設ではありません。
しかし対価に見合った、またそれ以上の価値を提供してくれるジムは必ず存在します。
そのようなパーソナルジムに皆様が出会えることを心から願っております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◼︎アクセス
543-0001
大阪府大阪市天王寺区上本町1-1-17 7階
大阪メトロ谷町六丁目駅7番出口徒歩5分
近鉄大阪上本町駅徒歩15分
◼︎営業時間
18:30〜22:00 平日
9:30~21:00 日曜日
理学療法士が指導するパーソナルトレーニングジム
CONDITIONING CENTER MEDIVENTION
コンディショニングセンター メディベンション